元保険会社社員の腰掛けブログ

親族の不動産投資

      2015/11/02

株価がどんどん上がっているので、わたしの周囲にも、それで儲かって別荘買ったとかいう話が聞こえてくるようになりました。
株で儲かってあぶく銭ができると、それで無駄遣いする人が増えるので、そのカネがまたよそに波及するというわけで、いいことなのでは?と思っております。

そんな中、うちの親父から電話があった。
親父の友人が、土地を買いたいという。
場所を聞くと、総武本線の千葉よりもっと奥。
駅歩10分くらいの戸建用地。予算は数百万円。数百の数は5よりはでかい。

なんでも、あべのみくすで景気が回復しそうなので、値上がり期待で土地を買って当面駐車場にしておき、いずれ建物を建てて相続税対策にしたいという。
それでわたしの意見を聞いてくれという話だ。

まぁべつに、うちの親族が買うって話じゃないんだし、どこを買おうとかまわんわけですが。
わたしなら買わないと答えておいた。
値上がり期待なら、もっと利便のいい立地を相当なディスカウント価格で買えるようなチャンスでもないと。
そんなに相続税が怖いなら、値下がり覚悟で買う分には節税にはなるだろうけど。
そのかわり、投下額の半分くらいは溶ける覚悟じゃないと。
立地から考えてアパート建てても入居者集まらないと思うし。

不動産投資の目的が、安定的キャッシュフロー獲得ではなく節税になっているところが、すでに投資としては成り立たない感じがする。
なにより、親父の知り合いみたいな田舎の爺さんまであべのみくす効果で値上がり期待で不動産物色とは、世の中ずいぶんバブっているねえ。

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