元保険会社社員の腰掛けブログ

地域によって違いがある健康保険料

      2016/07/19

国民健康保険の保険料が、最大で約1.7倍の差があることがわかりました。
これは、医療費や、保険を運営する自治体の支援状況などに違いがあるためですが、非常に格差が大きいと感じます。

最も保険料が安い岐阜市の場合は約35万7千円(年収の8.9%)、最も保険料が高い下関市は約59万2千円(年収の14.8%)になっており、実に月換算で約2万円も保険料が違うことになります。
国民健康保険が自営業者や非正社員が加入することを考えると、その保険料の違いは大きな負担になると思います。

また自治体により、子供の医療費助成制度にも違いがあります。
子供の窓口負担の法定割合は、未就学児は2割、小学校1年生以上は3割となっていますが、実際には子供が一定の年齢になるまで医療を無料で受けられることが多くなっているのです。
年齢制限が15歳までが無料であったり、中には22歳まで無料という自治体もあり、大きな差があるのが実情です。

保険料格差、子供の医療費助成制度の内容の違いは、それぞれの家計にかかる負担が大きく違ってきます。
例えば、転居して保険料のあまりの違いに驚くことがあるかもしれません。自治体のHPなどで助成制度等を確認することも大切だと思います。

使われる医療費が低ければ、保険料の算定が安くなることも考えられます。
高齢者は後期高齢者保険と現在は国民健康保険とは別枠にはなっていますが、将来はどのように改革されていくかは予想が難しいと思います。
お互いが健康に留意し、なるべく病気やケガで病院に通院したり、入院しないように心がけることも大切だと思います。

また、保険料をしっかり払って保険がない状態にならないようにすることや、どうしても経済的に難しい場合には市町村役場に相談することも大切ですね。

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