元保険会社社員の腰掛けブログ

三井住友の海外旅行保険「保険@とらべる」では持病は補償されるのか?調べてみました

   

三井住友海上の海外旅行保険
以前、海外旅行へ行くので海外旅行保険の加入を検討していたときに調べる機会があったので記事にしておきます(結論を先に書くと、最後には別の保険会社で解決しました)。

私は数年前から持病を抱えていて、今も定期的な検査・治療を受けている身です。
海外旅行保険で価格の安い三井住友海上の「ネットde保険@とらべる」を検討したのですが、持病が補償されるのかがネックでした。

「ネットde保険@とらべる」では持病までは補償されない。

答えからいうと、
三井住友海上の海外旅行保険「ネットde保険@とらべる」は持病・既往症までの補償はついていませんでした。

ネットで申し込みをするときにも持病や治療中の疾病について申し込み画面で聞かれ、私のように持病がある人は申し込みが出来ないようになっていました。

【健康状態に関する質問】
1.現在、病気またはケガなど健康に異常がありますか?
2.現在、未治療の歯科疾病(虫歯・歯槽膿漏など)があり、かつ、その炎症・痛み等を抑えるために、鎮痛剤または抗生物質を服用していますか?
(三井住友海上の海外旅行保険HPより抜粋)

質問1に「はい」と答えて進むと、「ネットde保険@とらべる」に加入することはできませんでした。
「病気またはケガなど健康に異常」とは、「病気やケガで医師の治療を受けている(定期通院も含む)、または、医師(歯科医師を含む)の指示により薬を服用している場合」を意味しており、治療中のすべての病気やケガが告知対象となっているので、たとえば風邪などで通院している場合も告知の対象となります。

かなり厳しめな告知事項になっていますが、もしここで持病を隠して加入した場合には「告知義務違反」となり保険金が支払われないことにもつながりますので、持病を隠すのはやめておきましょう。

持病があったり治療中の人が海外旅行保険に加入するにはどうしたら?

このように治療中の方はインターネットでは海外旅行保険に加入できないことが一般的ですが、AIGという保険会社(2017年までは「AIU保険会社」という社名で、2018年から変わってます)で販売されている海外旅行保険では、治療中であってもインターネットで即日加入することができます(ただし、旅行期間は最大で31日までという縛りはあります)。

AIGは外資系最大手ということもあってか海外旅行保険に特に力を入れていて、ここの海外旅行保険は「渡航先で持病が悪化した場合も補償される」のがすごい点です。

一般的に生命保険や医療保険では持病・既往症があると保険料が割増しになって高くなるのですが、AIGの海外旅行保険では割増保険料もありません。これは他の保険会社にはない大きな特長ですね。

他所さまのWebサイトになりますが、以下のページがAIGの海外旅行保険について分かりやすく解説してくれていました。
持病の人でも海外旅行保険に加入できる2つの方法

なおAIGで加入する以外ですと、店頭(代理店)のお店まで行って加入する方法もあります。
健康状態を伝えて加入の可否を個別審査してもらえます。最近ではショッピングセンターに「保険の窓口」とか「保険市場」などの保険代理店も出ていますから、近くにある人は相談してみても良いでしょう。

ただ店頭申し込みの場合には、健康状態によっては加入できないケースもあるのと、持病までの補償はしてくれないことが多いようですので、そこはあらかじめ注意しておきましょう。
特に、審査結果が分かるのに日数を要することもあるので、相談するときは出発に余裕をもって来店したほうが良いですね。

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