元保険会社社員の腰掛けブログ

[まじめな記事]各社のIR分析

   

ここ最近のIRを読んでみると、増資とか物件取得とかが結構多い。
そんだけエクイティ環境が改善してきたので、このチャンスに増資しないとまたいつ増資できるような株価/投資口価格水準になるかどうかわからないという心理でもありそうです。
実際、株価が下がったところでエクイティファイナンス、特に、マーケットの状況が悪いなか、懐が苦しくなってからの苦し紛れにするエクイティファイナンスは安値増資になるので希薄化も激しい。望ましいのはやはり株価が高いところで増資することで、希薄化の影響を相対的に小さくするようなオペレーションであります。
そういう意味では、今増資が多いのは理にかなっている。
あと、もちろんエクイティ環境の改善もあるだろうけど、物件取得が多くなるのは融資環境が改善しているのだろうと思う。不動産の価格はその物件にいくらの融資がつくか、極論すればそれだ。
バブルが起こるのは、過剰融資の結果。バブルがしぼむのは貸し渋りの結果。
今はバブルに向かっているのでしょう。

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