元保険会社社員の腰掛けブログ

健康になると安くなる医療保険、健康ブームも後押しですね。

      2016/02/27

生命保険の加入は、健康状態によって保険加入の引き受けができるか、できないか、または条件が付くかなどが決まってきます。
健康に不安を感じていない時には生命保険の加入をそれほど真剣に考えていなかった人でも、いざ自分の体調に不安を覚えた時や病気になった時に生命保険加入を希望することも多いです。

以前は病気や既往歴があると保険に加入できないケースも多かったのですが、今は病気を患っていても、過去に既往歴があっても保険に加入しやすい商品が発売されています。それだけ加入希望者も多く、保険会社もそのニーズに応えて商品を開発してきたのだと思います。

病気や既往歴があっても加入しやすいのは引受基準緩和型の保険商品ですが、引受基準が緩やかな分、通常の保険商品よりも保険料が割高に設定されています。
先ずは通常の保険商品に申し込んでみて、加入できなかった場合にこちらの商品を検討するのが良いと思います。

テレビCMで一時盛んに宣伝されていましたが、その際に、通常の保険に加入できる人が簡単に加入できるということで引受基準緩和型の保険に加入してしまっていたという話を耳にすることもあります。特に高齢者の人が、自分は病院に通っているからという理由だけで加入してしまっていたケースが多かったです。
加入には慎重になる必要があります。

さて、この度、この引受基準緩和型の保険のうち人気のある医療保険が、5年間健康を維持すれば保険料を割り引くという新たな商品がネオファースト生命保険から発売されます。
引受基準緩和型の保険商品で健康割引が業界で初めて導入されます。保険料が安くなっていくのは魅力的だと思います。また、この保険の加入者は健康に更に留意する良いきっかけになるかもしれません。

医療保険も各保険会社で販売していますが、ますます独自性のある商品や保険料の低額化で競争が激しくなっていくと思います。消費者にとっては各社が競争して良い商品を安い保険料で提供してくれるのは嬉しいことですよね。

5年健康なら保険料安く ネオファースト生命、持病ある人も

 第一生命保険グループのネオファースト生命保険は契約時に持病があっても5年間健康を維持すれば保険料を割り引く新たな医療保険を3月から発売する。第一生命が持つ1000万人のビッグデータを分析して保険料を設定した。肥満や高血圧、糖尿病などの人に健康な生活習慣を促すきっかけになるとみている。持病がある人向けの健康割引は業界で初めて。

 発売するのは生活習慣病を患っている人でも入りやすい引き受け基準緩和型の終身医療保険。乗り合い代理店の保険の窓口やりそな銀行を通じて販売する。契約後5年間の入院が5日未満なら健康を維持しているとみなして、6年目から保険料を1~4割割り引くのが特徴だ。
(日経新聞より)

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