ソニー生命で「架空契約事件」騙されないための対策
ソニー生命で「架空契約事件」が起き、金融庁の検査が入ったというニュースがありました。
事件の概要まとめと、加入が騙されないために出来る対策を解説します。
架空契約事件の概要
ソニー生命の元社員2人が顧客と架空契約を結び、現金を騙し取りました。
1人は香川県で営業を担当していた人で、2009年から2017年までに6人の顧客と架空契約を結び、計1億3521万円を騙しとったそうです。
もう1人は広島県で同様の手口を使い、現金数千万円を騙し取りました。
これらは顧客からの問い合わせで発覚し、広島の元社員はすでに逮捕されています。
金融庁は、一連の事件からソニー生命への検査を開始しています。
現段階では、完全歩合制で不安定な収入から事件が起きたのではないかと問題視されています。
検査は2018年5月まで続き、問題があるとすると業務改善命令などを出す方針です。
すぐに出来る騙されない対策
自分が騙されないためにはどうすれば良いのか、いくつか対策をお伝えしたいと思います。
まず、契約前に契約に関する書類を確認することです。
そして、おかしな点があれば、担当者だけでなくカスタマーセンターなどで確認をするようにしましょう。
次に、保険料の振込先です。
振込先は会社名義になっているはずです。担当者の個人名義になどになっていることはあり得ないので注意しましょう。
また、現金で手渡しをするというのも危険です。
最近では、ほとんどの保険会社が振込や引き落とし対応になっています。
現金でのやり取りは控えて、振込か引き落としで対応してもらいましょう。
次に気をつけたいのが、保険会社からのお知らせです。
保険に加入すると年に1度保障内容のお知らせが届きます。これが届かない場合は、カスタマーセンターなどで確認をしましょう。
契約後にカスタマーセンターなどで契約内容を確認することも出来ます。
今回のケースのように担当者個人に架空契約をさせられた場合は、カスタマーセンターに連絡をすればすぐに確認が出来ます。
担当者とのやり取りだけではなく、カスタマーセンターへの確認も行いましょう。
安易に契約をしてしまう前に
今回は、保険契約で騙されない対策をお伝えしましたが、これは保険の契約以外にも使えます。
過去に架空契約や虚偽の契約などで事件を起こしている会社はたくさんあります。
今回は完全歩合が問題視されていますが、成果主義をとっている会社での事件はあとを絶ちません。
加害者になることも被害者になることも避けなければなりません。
騙し、騙されないためにも、お金に対する知識を付けたり、意識を変えたりしなければいけません。これを機にぜひお金についてぜひ学んでみて下さい。