元保険会社社員の腰掛けブログ

運輸安全セミナー参加で自動車保険料が安くなる。三井住友が初のサービス。

   

三井住友海上火災保険が、国土交通省の認定した運輸安全セミナー受講により自動車保険の保険料の割引サービスを導入することになりました。
業界初のサービスということで個人的に注目しています。

中小事業者が対象で、過去3年間に一般社団法人日本品質保証機構などが行う認定セミナー受講と受講内容を反映した取り組みを行っており、受講証を提出することにより3%保険料を割り引く制度になっています。
安全運転を振り返る良い機会が設けられ事故削減に繋がることに期待が持てる上に、保険料が安くなることは中小事業者にとって大きなメリットになると思います。

また、三井住友海上火災保険にとっても保険金支払いの削減に繋がることが期待できそうです。

「運輸安全マネジメント制度」の課題解決を担う

国土交通省が「運輸安全マネジメント制度」を導入してから10年が経過し、見直しの時期を迎え、大規模事業者を中心に輸送の安全への取り組みが進む一方、中小事業者への浸透が課題となっています。
その中で、中小事業者向けの普及支援策に損害保険の活用が検討されていました。

三井住友海上火災保険の運輸安全セミナー受講による自動車保険の保険料割り引き制度は、それが形となったと言えるのではないでしょうか。
これを機会に「運輸安全マネジメント制度」が中小事業者に普及されることに期待したいと思います。

運輸事業者のヒューマンエラーに起因すると考えられる事故やトラブルが平成17年に連続して発生したことから導入された「運輸安全マネジメント制度」ですが、その後も事故は起きています。

大きな犠牲・被害を引き起こしてしまう可能性があり、運輸事業者の事業の根幹に関わるものになってくることも考えられます。
「運転安全マネジメント制度」が広く普及することにより、事故やトラブルを一件でも多く防ぐことができることを望みます。

三井住友海上、安全運転セミナー受講で保険料割引 中小事業者が対象

 三井住友海上火災保険が、国土交通省が認定した運輸安全のセミナーを受講すれば自動車保険の保険料を割り引く業界初のサービスを導入することが10日、分かった。過去3年間に一般社団法人日本品質保証機構などが行う認定セミナーを受講し、受講内容を反映した取り組みを行っている中小事業者が対象で、受講証を提出すれば保険料を3%割り引く。

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