元保険会社社員の腰掛けブログ

保険金請求はインターネットで簡単に行える

   

生命保険各社で、入院給付金などの保険金請求をする際に、インターネットを活用した手続き導入の動きが出ています。

今までの保険金請求は、所定の請求を保険会社より取り寄せもしくはインターネットサイトからダウンロードし、それに入院証明書や病院の領収証などの必要書類を添付して保険会社に提出する形でした。
書類の提出は、ほとんどの場合、保険会社へ郵送という手段です。
郵送ですと、投函してから保険会社へ届くまでに日数がかかります。
しかも、料金受取払いとなっていることが多いため、通常の普通郵便よりも更に日数がかかるのです。
保険会社へ書類が届いてから振込まではかなり迅速化されてはいますが、それでも書類提出してから実際に保険金が振り込まれるのには1~2週間かかるのが現状です。

書類を提出後、請求した方は、振込がいつになるのかとても気になりますよね。
入院費用等は先に病院へ支払っているわけですから、少しでも早く保険金を受け取りたいと思います。

スマートフォンにより、インターネットがより身近なものになりました。
保険の加入にも活用されていますが、保険金の支払いにも利用されるというのは良いことだと思います。
手続きの簡素化、時間の短縮は、コストの削減にも繋がります。
保険会社にとっても、保険金請求者にとってもメリットがあるわけです。

しかし、一番保険金の請求が多い年代にとっては、インターネット利用は難しいかもしれません。
慣れない操作に逆に面倒だと感じてしまうこともあると思います。
それでも、便利な方法で手軽に保険金請求ができる仕組みができるというのは喜ばしいことだと思います。
どの手続きでもサイト利用で簡素化とはいきませんので、手続きの際には注意事項、必要書類などを確認し、正しい手続きをすることを忘れてはなりません。
きちんと書類を整えて提出することも、保険金の支払いの迅速化に繋がるのです。

保険金請求にも約款で時効が謳われています。
保険金事故が生じた場合には、速やかに手続きをすることが賢明ですね。

ネットで保険金請求 生保各社で導入の動き

病気になったときに契約者が迅速に保険金を受け取れるようにするため、生命保険会社の間では、病院の領収書を撮影して送信するなど、インターネット上の手続きだけで保険金を請求できる仕組みを導入する動きが出ています。

医療保険に加入している人が保険金を請求するには、病院の領収書などの書類を保険会社に郵送する必要があり、保険金を受け取るまでに2週間以上かかることが多いほか、手続きも煩雑だという不満の声が上がっています。

これを受けて、生命保険会社の「アフラック」は、一部の医療保険を対象に、インターネット上の手続きだけで保険金を請求できる仕組みを来月導入します。契約者は、ネット上の請求専用のページに入院の期間などを入力し、病院の領収書を撮影して送信すれば、保険金を1週間程度で受け取れるということです。アフラックの廣田公嗣課長は、「スマートフォンを使ってもらうことで、仕事の合間など少しの空いた時間で請求できるので、利便性は高いと思う」と話していました。

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