2017年4月から自動車保険料が安くなる!
政府が自動車損害賠償責任保険審議会を開き、自賠責の保険料を4月から引き下げることを決定しました。
自動車やバイクの保有者に加入を義務付けている自賠責保険は強制保険とも言い、誰もが入らなくてはいけないものです。
自動車やバイクの保有者にとっては、自賠責の保険料が下がることは朗報だと思います。
少しでも必要な経費は下がった方が誰もが嬉しいですよね。
2008年4月以来9年振りの保険料引き下げになりますが、値下げ幅は全体の平均で7%前後となる見通しです。
全体の収支が合うように保険料が設定されているので、事故率が高くなれば保険料が値上げとなり、事故率が低くなれば保険料は値下げへとなります。
自動ブレーキ搭載車の普及などで事故率が低下したため、保険料の値下げが妥当と判断されました。
自賠責保険では、死亡事故では最高3,000万円、重い障害が残った場合には最高4,000万円の保険金が支払われます。
自賠責はあくまでも最低ラインの補償だと思います。
実際に死亡事故などを起こしてしまった場合には、賠償金はこの金額では到底足りないことが予想されます。
昨今、自転車事故でも高額の賠償金が発生し、自転車保険が脚光を浴びていることを考えれば、自動車事故の方が更に危険度が高いわけですから自賠責にプラスして任意保険にはやはり加入する必要があるのではないでしょうか。
また、高齢者の自動車事故の報道が多く、大きな事故になっていることが多いことを考えると、自賠責保険自体の補償内容をもう少し充実されることが望まれます。
高齢者になると任意保険の保険料も高くなるため、保険料の都合で任意保険に加入しない人もいることと思います。
しかし、実際に交通事故を起こしてしまった場合、被害者への補償ができないでは済まされません。
被害者が泣き寝入りという事態はあってはならないことだと思います。