元保険会社社員の腰掛けブログ

保険会社がバス会社の覆面調査して安全性をチェック!

      2016/08/05

損保ジャパン日本興亜ホールディングスが、バス運転手が安全に運転しているかを覆面調査する新サービスを始めます。

今までも保険契約していたバス会社向けにはサービスとしてあったものを、有料のサービス事業として契約者以外にも広めていくことになったのです。
運転手の姿勢やバスの車内案内などの様子を点検し、問題があれば依頼元のバス会社に改善を促すものです。

路線バスの運行会社に売り込むということですが、路線バス以外にも広めていくことを期待したいと思います。
スキーツアーなどの夜行バスなどの大きな事故が多いのが気になるのです。

勿論、運転手の姿勢や車内案内だけでは防げないことも多いのでしょうが、運転手の運転に対する意識を高めることが事故防止には大きな役割を果たすと思います。
会社の安全施策などの現場への浸透度を図るためのアンケートの実施から、この取り組みで事故件数が1年で15%も減った路線バス会社もあったという結果からも、意識付けというのはとても大切だというのがわかります。

事故が減少すれば、優良顧客向け割引によりバス会社が支払う保険料が安くなることも考えられますし、保険会社にとっても事故率が低くなることは経営上良いことです。
そして、乗客の安全・安心からバス会社への信頼にも繋がるのではないでしょうか。

また、バス会社が自らを診断し判断するよりは、第三者の目を通して調査をした方が、厳しく正確な点検ができると思います。
安全に対する一つの手段として、覆面調査を利用するバス会社が増えるかもしれません。

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